2026年 園だより2月号 
  

    「 彩 ( い ろ ど り ) 」

 

園長 菊池 弘幸

 

 2月19日は、二十四節気の「雨水(うすい)」でした。「雨水」とは、降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まる頃です。山に積もった雪もゆっくりととけ出し、田畑を潤し始めます。昔から「雨水」は農耕を始める時期の目安とされていました。先日は、今季最強といわれる寒波が日本列島にやってきて、横浜でも雪が降り積もりました。しかし、厳しい寒さもやわらぎ始めているようです。春が近づいてきたことを表す言葉に「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉があります。もともとこの言葉は、朝鮮半島や中国北部で、冬に寒さと温かさが繰り返すことを表した言葉でしたが、いつしか日本では早春を表す言葉になりました。日本では早春になると、低気圧と高気圧が交互にやってきて、寒くなった後、今度は暖かくなるなど周期的に気温の変化を繰り返すようになります。このため、日本では「三寒四温」を本来使われる冬の真っ最中ではなく、寒暖の変化がはっきりと表れる2月の終わり頃から3月の初めの春先に使うようになりました。ただ、「温」も早春を通り越して5月中旬並みの暖かさを記録するなど、ちょっと行き過ぎかなと思う時もあり、この夏はいったい何度まで上がるんだろうと、心配になります。この「温」のおかげで、街にはいろんな色が増えてきました。花の色です。花壇のパンジー、梅、桃に続いて、早咲きの桜、こぶしの花が開き始めました。まさに彩(いろどり)豊かになってきて、春が近づいていることが実感できます。

子どもたちは、こうした季節の変化の中で、元気いっぱいに過ごしています。一人ひとりがいろんな色(個性)を出しています。ですから園は、街より一足早く彩(いろどり)鮮やかです。ゆり組は、昨日から体育館で「卒園式」の練習が始まりました。とても立派にできました。うさぎ組は、「協働」する姿が見られるようになりました。もも組は、一人ひとりが自分でできることがとても多くなりました。にじ組は、自己主張しながらもお友達と折り合いをつけることができるようになってきました。ほし組は、たくさんのお友達の中で、自分を出すことができるようになりました。一年前の春から、夏、秋、冬とめぐり、季節の移り変わりとともに、子どもたちは確実に成長しました。年少から3年間過ごしてきた年長さんは、春夏秋冬、三度(みたび)巡りて学び舎(園舎)を巣立とうとしています。にじ組さんは、次のステップにすすもうとしています。今年も、別れと出会いの春が近づいてきました。

明日の「元気で歩こう会」は、曇り空のようですが、春の陽気の中で実施できそうです。でも、来週には「寒の戻り」があるようで、まさしく三寒四温です。