2025.7.1 園だより6月号 (6月27日発刊)

「 願い」

 

  早いもので、お正月の「あけましておめでとうございます」から半年がたち、1年のうちの半分がおわります。
早いものです。

  今日は関西各地で梅雨明けとなり、6月の梅雨明けは観測史上最短とのこと。これから日本の四季はどうなっていくのやら。でも、季節の行事は昔のままであってほしいものです。

さて、五節句の一つに7月7日の「七夕(しちせき)の節句(星まつり)」があります。古くから日本の行事で、女性が着物を織って棚にそなえ、神さまを迎えて秋の豊作を祈ったりしたことなどが始まりとも言われています。選ばれた女性は「棚機女(たなばたつめ)」と呼ばれ、機屋(はたや)にこもって神さまのために心をこめて着物を織ったとのことです。そのときに使われたのが「棚機(たなばた)」という織り機です。
仏教が日本に伝わると、この行事はお盆を迎える準備として旧暦の7月7日の夜に行われるようになりました。
現在七夕という二文字で「たなばた」と当て字で読んでいるのもここから来ています。江戸時代になると七夕は
庶民の間にも広まり、全国的に行われるようになりました。人々は野菜や果物をそなえて、習いごとなどの上達を願ったようです。その後、五色の短冊に色々な願い事を書いて笹に結び、星に祈るお祭りへと変わっていったようです。幼稚園でも、7月の七夕に向けて、各クラスで短冊づくりをはじめています。さて、子どもたちは
どんな「願い」をお星さまに届けるのでしょうか。