2025.5.8 園だより4月号 (4月30日発刊)
「 節句」
5月5日は端午の節句です。園庭には、子どもたちの健やかな成長を願い、鯉のぼりが泳いでいます。ところで、節句とは、季節の「節目」となる日のことを言います。今では、1月7日は人日(じんじつ)の節句(七草の節句)、3月3日は上巳(じょうし)の節句(桃の節句)、5月5日は端午(たんご)の節句(菖蒲の節句)、7月7日は七夕(しちせき)の節句(星まつり)、9月9日は重陽(ちょうよう)の節句(菊の節句)の五つがあります。元々は奈良時代の頃に中国から伝えられたと言われ、年中行事を行う節目として大切にされてきました。このうち、祝日として残っているのは5月5日のみですが、ひな祭りや七夕は今でも伝統行事として残っています。園ではこうした行事を通して、四季の季節の節目を肌で感じていきたいと思っています。最近では季節の巡りが早くなっているようで、4月なのに初夏の暑さの日があります。真夏だけでなく、体が暑さに慣れる(「暑熱順化」と言います)までの期間も熱中症の危険性が高いとされていますので、園では、子ども達にこまめな水分補給を促すなど熱中症予防に早くも取り組み始めています。