2025.01.30 園だより1月号 (1月30日発刊)
「バトン」
1月20日は「大寒(だいかん)」でした。二十四節気の二十四番目です。「立春(りっしゅん)」から始まった二十四節気も最後になります。「立春」の前日までが大寒の期間です。1年で一番寒い時期と言われています。でも、今年は少し様相が違うようです。大寒にしては、最高気温が10℃を
超える日もあり、天気予報では3月の陽気と言われることも。そういえば、いつもは2月に咲き
始める家の近くの紅梅が咲きました。やっぱり今年の冬はいつもより暖かいようです。
立春は、二十四節気のはじまりで、冬の寒さも峠を越え、春の気配が感じられる時といいます。
今年の立春は2月3日(月)です。その前日の2月2日が「節分」ですが、園では2月3日(月)に「節分の会」を行い「豆まき」をします。こうして、「大寒」から「立春」へと、季節のバトンは
少しずつ移り変わっていきます。私たちはそのバトンの受け渡しを「行事」をとおして体感していきます。季節のバトンは、本当に少しずつ少しずつゆっくりリレーされていきます。その歩みは切れ目のないアナログです。階段的なデジタルではなく、スロープのようなアナログです。ある時を境にして突然冬から春になるわけではありません。冬の景色に春の気配が少しずつ混ざっていくグラデーションのようです。その混ざり方は日々変わります。
27 日(月)に年長組が、幼保小交流の一環で新橋小学校へ行ってきました。1年3組の
子どもたちが温かく迎えてくれました。年長組の子どもたちは4月から小学校へ入学しますが、子どもの成長は季節のように切れ目のないグラデーションです。子どもたちもこうした交流を通して少しずつ小学校生活に興味・関心をもち、スムーズに小学校生活を迎えられたらと思います。
2月17日(月)にも年長組は新橋小学校を訪問し、今度は5年生と交流しながらパンジーを
植える予定です。こうやって少しずつ幼稚園の色に小学校の色を混ぜながら子どもたちは卒園を
目指していきます。