2024.10.30 園だより10月号(10月30日発刊)
「天高く馬肥ゆる秋」
秋の晴れた日は、空気が乾燥し空が高く見えるため「天高く馬肥ゆる秋(てんたかく うま
こゆるあき)」と昔から言われます。空が高く見えるのは、うろこ雲やひつじ雲などの秋の雲は高い場所に発生するので空が広く見えるためと言われています。「天高く馬肥ゆる秋」とはこうした秋空のもとで馬も食欲が増し、体が大きくなる季節という意味です。 さて、夏の猛暑やその後の厳しい
残暑を乗り越えた子どもたちは、秋空のもとで運動会の練習に励みました。運動会の練習を通して、お友だちと協力しようとする心、お友だちのがんばりを応援する姿、そして自分自身で
やってみよう、頑張ってみようという前向きな気持ちが育ったと思います。まさに、天高く馬
肥ゆる秋のごとく、心が大きく成長した行事への取組だったと思います。保育者は、そうした
子どもの成長や変化の過程を日々あたたかく見守り、寄り添いながら当日を迎えました。ご家庭
でも、園での運動会の練習について話題になっていたことと思います。そうした時、ご家庭でも
お子さまに励ましの言葉をかけていただいたことと思います。そうした園とご家庭のベクトルを一つにした声かけが、子どもを大きく成長させたのだと思います。保護者の皆様におかれましては、
運動会当日はお忙しい中、大勢の方にご来園のうえ、子どもたちへ大きな声援をいただき、本当に
ありがとうございます。また、運動会の準備や片付けに携わっていただいた保護者の皆様、片づけをお手伝いしていただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
秋といえば、収穫の秋でもあります。23日には恒例のさつまいも掘りを行いました。今年は夏の
猛暑のせいか、昨年に比べておいもの生育は今ひとつでした。自然と向き合うのは難しいものです。それでも、子どもたちは、手掘りでさつまいもを掘り当てると大喜びでした。さつまいもは収穫してから寝かせる(保存)することで、でんぷんが糖になり甘みが増すとのことです。お忙しい中、
お手伝いいただいた協力委員の保護者の皆様、ありがとうございました。 今後も、日々の保育に
加え、一つひとつの行事をとおして、目指す子どもの姿を実現できるよう保育者一同がんばって
いきます。