2024.06.11 園だより5月号② (5月31日発行)
「しつれいします!」
「しつれいします!」 職員室に入る時、子どもたちはこう声を掛けてから入室をします。
子どもたちにとってこの「しつれいします!」は職員室に入るための秘密の呪文です。 担任の先生に用事を頼まれて、意気揚々と「しつれいします!」と言う子もいれば、友だち と「ねぇ言ってよ」、「えぇ~言ってよ」、「どうする?」、「一緒に言う?」と遠慮し合う姿。ド ア越しに笑顔だけを
見せ一旦担任のところに戻る子。当番活動で職員室に入る際、友だちに「し つれいします!って
言うんだよ。(目くばせをして)しつれいします!」と言う子どもたち。た った一言ですが、
そこでは様々なドラマが見られます。 また「しつれいします!」と言う時、どの子も自然と背筋が
ピーンと伸びています。そして、 用事を済ませ職員室から出る時は、なんとも誇らしげな表情を
見せてくれます。もちろん「し つれいしました!」の言葉も忘れずに。 最近「おはよう」、
「ありがとう」などの言葉も、大きな声でより積極的に言えるようになっ てきたなと感じています。「しつれいします」と繰り返し言う行動が、自信に繋がっているよう に感じます。また、挨拶を
交わすことの心地よさも感じているのかなと思っています。 「しつれいします」という言葉以外にも職員室に入るための素敵な言葉があります。それは 「おじゃまします!」です。ご家庭での経験が
生きているのだなと感じています。 「おじゃまします」も「しつれいします」、
「しつれいしました」も子どもたちの“言うぞ” の力がいっぱい入った表情、“言えた”とホッと
安堵する表情が見えます。今度は誰の「しつれ いします」が聞けるのかな。 そのうちに、年少組の「しつれいします」が聞ける日がくることも楽しみです。