2024.04.11 園だより4月号(4月9日発刊)


 ご進級、ご入園 おめでとうございます。


 春が近づくにつれ、体育館裏の竹林からうぐいすのきれいなさえずりが聞こえ始め、街路樹 の
「こぶし」や「白モクレン」の花が咲きはじめました。しかし、その後冷え込みなどもあ り、今年の桜は昨年よりも咲くのが遅く、まるで子どもたちの入園や進級を待っていたかのよ うです。 

新入園児の保護者の皆様、お子様のご入園おめでとうございます。 
進級園児の保護者の皆様、お子様のご進級おめでとうございます。 

 あらためまして、園長の菊池弘幸(きくちひろゆき)と申します。若い時は家族でスキー、
オートキャンプ、釣り、BBQに行くなど、もっぱらアウトドア 派でした。今でもアウトドア派を
自認していますが、寒い日は釣りに行かない、バーベキュー はカセットコンロで、と少々軟弱に
なりました。箱根駅伝のファンで、いつも声援に行っています。ここのところ、選手が通過する際にスマホで写真や動画を撮る人が 増え、声援や拍手の数が昔より減っているのは、
ちょっと残念です。 

 さて、入園・進級する子どもたちはワクワクとドキドキが入り混じっているかと思います。特に
年齢の低い子どもたちは、保護者の皆様と離れて過ごすことの不安が大きいと思います。 まずは
安心できる関係づくりから始めて、少しずつワクワクが増えていくように一人ひとりに 寄り添い
ながら保育をしていきたいと考えています。 

入園して間もない頃はあまり積極的に遊べないことも多いかと思います。まずは、園という 環境と
保育者と、そこで出会うお友達に慣れていくところから始めたいと思います。この人な ら安心できるという関係ができたり、ここなら落ち着けるという居場所を見つけたり、子ども なりに一日の
見通しがもてて不安が少なくなって、ようやく遊ぼうとします。 

期待と不安があるのは保護者の方も同じかと思います。たとえば入園前は親としていつも目 の前で
見えていたお子様の姿が、入園後は見えなくなる不安があるかもしれません。しかし、 子どもは
おおむね楽しく過ごしていくようになります。大切なことは、子どもの成長を信じる ことだと
思います。 

子どもは成長とともにいろんなことが「できる」ようになります。そして、最も大切なこと はこの「できる」ようになるまでの過程(プロセス)だと思います。この過程が成長です。こ うした過程・成長を保護者の皆様とともに分かち合い、ともに協働して支えていきたいと思い ます。「できる」「できない」の結果だけにとらわれることなく、あたたかく見守っていただけ ると幸いです。 

子どもたちが新しい環境に慣れ、仲間ができ、子ども同士協力し合って、互いに声をかけ合って
やりたいことを見つけ遊ぶ中で、子どもたちは成長していきます。入園・進級を機に子ど もの成長を信じて共に手を携えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。