2024.03.04 園だより 2月号① 二十四節気のはじまり「立春」 


 2月3日の節分を経て、昨日4日は「立春」でした。暦の上では春です。立春は二十四節気 の一番
最初です。旧暦で一年のはじまりです。立春を過ぎると少しずつ春が感じられるように なります。
その一つに東風があります。東風は「こち」とも読み、「ち」は風という意味で す。春を運んでくるように、春先に東の方から吹いてくる風のことです。 「こち吹かば にほいおこせよ 梅の花 
あるじなしとて 春な忘れそ」 これは、学問の 神様である菅原道真が、大宰府に左遷されたとき、
やしきの梅の花に別れを惜しんで詠んだと 言われています。身を刺すように冷たく吹く風もあれば、柔らかく弱く吹く風もある東風。昔 の人はこうした風を体で感じて歌に詠んでいたんですね。東風に交じって立春から春分までの 間の最初に吹く強い南風がいわゆる「春一番」です。今年の春一番は
いつ吹くのでしょうか。 今年の春分は3月 20 日です。その前日が今年度の修了式です。その
 3 日前が卒園式です。こ の時期の移り変わりは風にのってやってくるようです。その前に、雪にも
備えなくてはいけま せんね。 

節分の会

 節分の会 2月2日に、節分の会を行いました。屋上や体育館に現れた鬼に豆をまいて退治しました。 節分の鬼の意味は「邪気(人の中にすむ負の感情)」と言われます。赤鬼は貪欲、欲望、渇望な どの人間の悪い心の象徴を表し、豆をぶつけることで自分の中の悪い心が取り除かれると言わ れます。青鬼は憎しみ、怒りを表し、貧相の自分自身に豆をぶつけることで福相・福徳に恵ま れると言われます。緑鬼は倦怠、不健康を表し不摂生を反省し健康を保つことを自分に言い聞 かせながら豆をぶつけるとよいと言われます。黒鬼は疑いの心を表し、豆をぶつけることで卑 しい気持ちを追い払い平穏を願うと言われます。黄鬼(白鬼)は心の浮動、後悔を表し豆をぶ つけることで自己中心的な考えを反省し、公平な判断ができるようにすると言われます。 鬼(自身の心)にもいろんな形があるん
ですね。